2024.03.07
幼稚園でのトイレトレーニング!成功のポイントとサポート方法
幼稚園入園を控え、トイレトレーニングの必要性に直面している親御さんへ―「幼稚園の入園前にはトイレトレーニング終わらせないと……」「実際トイレトレーニングってどうやるの?」幼稚園に入園を希望している場合、オムツでは入園を断られるケースもあると聞き「早くトイレトレーニングを始めなきゃ」と不安になったりしていませんか?
この記事では、不安を感じずにトイレトレーニングを進めるための具体的な方法とサポートのポイントを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
トイレトレーニングはいつから始めるの?
トイレトレーニングを始めるには、お子さんの発達状態や体の感覚の芽生えが大事です。
たとえば
- パンツやズボンの脱ぎ着ができる
- 自分で座れる
- おしっこやうんちの感覚がわかり、意思表示できる
一般的には2〜3歳ころからですが、お子さんの状態をよく観察してスタート時期を決めましょう。
トイレトレーニングの進め方を3ステップ紹介します
トイレトレーニングにかかる時間は個人差があります。数日で終わる場合や、半年以上かかる場合も。闇雲にトレーニングを始めてしまうと、余計に時間がかかってしまいますよね。
ここではトイレトレーニングの進め方を3つご紹介していきます。
パンツをはく
トイレトレーニングを始めると決めたら、寝るとき以外はパンツをはいてみましょう。パンツにおしっこをすると、ぬれる感覚がわかりますよね。
おもらしは自分の排泄の感覚を知るために大事です。「パンツがぬれて気持ちわるい」感覚になったら一歩前進です。
お気に入りのキャラクターのパンツを、一緒に買いに行って準備するのもいいですね。
トイレに行く時間をルーティン化する
はじめから「トイレに行きたい」感覚をつかむのは難しい場合がありますね。排泄しやすい時間帯を、トイレの時間としてみるのはいかがでしょうか?
たとえば
- 朝起きたあとすぐに
- お昼ごはんやオヤツのあと
- お昼寝のあと
- 夜ごはんのあと
毎日のルーティンに組み込むことによって、トイレが身近な場所になります。上記以外でもお子さんの様子を見ながら声かけをして、トイレに行く習慣をつけてみましょう。
自身に繋げる為に、とにかくほめる
「トイレに行けた!」「便座に座れた!」「おしっこが出た!」など気づいたことを、たくさんほめてあげましょう。
自分でできたという自信につながり、次もやってみようというきっかけにもなります。
トイレトレーニングの成功のポイント
トイレトレーニングがうまく進まない場合、焦ったりイライラしてしまいますよね。
ここでは成功に導くためのポイントを3つご紹介します。
小さなステップから始めよう
まずは少しずつトイレに慣らしていきましょう。今日はパンツをはくだけ。トイレに行ってみるだけなど。
毎日小さなゴールを決めて取りかかると、大きなストレスになりにくく、達成感が生まれます。お子さんの様子を見ながら進めていきましょう。
お子さんをよく観察しよう
お子さんをよく観察すると、トイレへの声かけのタイミングや、失敗した理由などがわかってきます。
おしっこが出る時間をチェックしておくと、間隔がどれくらいかわかるように。
もじもじしているなと思ったら声かけして、トイレへ誘導。遊びに集中しているとおもらしする傾向があるなど。困ったときに対策が取れやすくなりますので、お子さんの様子を観察しましょう。
失敗に注目しないポジティブな声かけを
失敗に注目して叱ったり、ため息をついたりするのはNGです。失敗したことで自信をなくし、トイレトレーニングはイヤなこと、失敗したくないからおしっこは我慢するなどマイナスに影響します。
「おしっこいっぱい出たね」「ぬれちゃったから着替えよっか」など、なるべくポジティブに声かけするようにすると、自尊心を傷つけずに、次のチャレンジにつなげることができますよ。
トイレトレーニングのサポート方法
これまでトイレトレーニングの進め方や成功のポイントをお伝えしました。ここでは少しの工夫でトイレトレーニングのイライラを防ぎ、たのしみながらサポートできるポイントを3つご紹介します。
ぬれても困らないように環境を整えよう
トイレトレーニングを始めると同時に、お部屋の環境も整えましょう。ぬれたら洗濯が大変なカーペットはしまって、洗いやすいラグや部分的に外せるタイルマット、ジョイントマットにしておくと洗いやすくなります。
またすぐに掃除ができるように、タオルやゴミ袋、掃除用スプレー、手袋などセットにして置いておくと便利ですよ。
絵本や動画でたのしく予習をしよう
いきなりトイレトレーニングを始めても、お子さんの気持ちが追いついてこない場合もあります。事前にお子さんとトイレトレーニングについて話し合ってもいいですね。
絵本や動画だと、わかりやすく伝えられるので活用してみましょう。
たとえばトイレに行くときはトイレの歌を歌いながら。絵本のお気に入りのページをコピーしてトイレに貼ってみる。
動画でみた声かけをヒントにするなど、いろいろアレンジできるでしょう。トイレの時間がたのしくなれば、前向きにチャレンジする気持ちが出てきます。
ご家庭と園で協力しよう
幼稚園でもトイレトレーニングをする場合は、ご家庭と園で情報を共有して、協力しながら行いましょう。
園ではパンツだけれど、ご家庭ではオムツでは、お子さんは混乱します。園の方針やご家庭の希望などを話し合ってみましょう。
トイレトレーニングをたのしくするグッズ
お子さんがトイレトレーニングをたのしみながら行えるように、グッズを使ってサポートもできます。ここでは5点ご紹介します。
- おまる
- ステップ
- トレーニングパンツ
- 補助便座
- ポスター
いずれもお子さまの好きなキャラクターや色で用意できれば、トイレに行くたのしみも増えますね。トイレをたのしい空間にしてみましょう。
トイレトレーニングにかかる時間はそれぞれですが、焦らずに、ポジティブに行うことが大切です。
ここでご紹介した進め方や成功のポイントなど、ぜひ参考にしてみてください。