2023.11.22
幼稚園の1日の流れを紹介。登園から降園までのスケジュール
幼稚園は、子どもたちの社会性を育む場所であり、初めての集団生活を経験する場所でもあります。
その中で、1日の流れやスケジュールがしっかりと整っていることは、子どもたちの安心感や生活リズムを作る上で非常に重要です。
今回は、幼稚園の1日で気をつけられているポイントと一般的な幼稚園の1日の流れとスケジュールについて見ていきましょう。
幼稚園の1日で気をつけられているポイントは?
幼稚園の1日で気をつけられているポイントは、何よりも子どもたちの安全です。
幼稚園では、子どもたちがさまざまな活動に取り組みます。そのため、転倒やケガなどの事故を防ぐために、教諭は常に子どもたちの様子を注意深く見守る必要があります。
また、子どもたちが遊びに夢中になって、周りに注意が向かないこともあるため、危険物や危険な場所は、子どもの手の届かないところに置くなどの対策が必要です。
そのほか、子どもたちが体調を崩さないように、室内の温度や湿度を適切に保つことも大切です。また、感染症にかかるのを防ぐために、手洗いやうがいをこまめに行うように指導することも重要です。
幼稚園の1日|一般的なスケジュールとは?
幼稚園では、子どもたちがのびのびと遊びながら、さまざまなことを学びます。その1日の流れは、園によって多少の違いはありますが、以下のようなパターンが一般的です。
- 9:00〜9:30|登園・自由遊び
- 9:30〜10:00|朝の会
- 10:10〜11:50|保育活動(音楽・工作・外遊び・体育など)
- 12:00〜12:50|ランチ・自由遊び
- 13:00〜(休憩・おやつ)〜14:20|午後の活動
- 14:30〜15:00|帰りの会(1日の復習、 振り返りなど)
- 15:00〜|降園(帰宅)
それぞれの時間帯の具体的な内容を、詳しくみていきましょう。
9:00〜9:30|登園・自由遊び
子どもたちは、保護者とともに幼稚園に到着します。教諭やスタッフが笑顔で迎え入れ、1日の始まりを迎えます。
園児は荷物を置いて、まずは自由に遊びます。年齢や興味に合わせて、友だちと遊んだり、一人で遊んだりしながら、体を動かしてリラックスします。
この時間帯は、自由遊びや朝の読み聞かせなど、ゆったりと時間を過ごすことが多いです。
9:30〜10:00|朝の会
全員が集まり、1日の始まりを告げる「朝の会」が行われます。日付や曜日の確認、天気の話、その日の予定の共有などが行われる時間です。
10:10〜11:50|保育活動(音楽・工作・外遊び・体育など)
この時間帯は、季節やテーマに応じたさまざまな保育活動が行われます。工作、絵画、音楽、体操など、子どもたちの五感を刺激する活動が盛りだくさんです。
絵を描いたり、歌を歌ったり、さまざまな活動を通して、子どもたちの興味や関心を伸ばします。年長さんになると、ひらがなや計算などの基礎学習も大切です。
参考に岐阜県羽島市のMama’s International Kinderschoolの保育活動を見ていきましょう。
たとえば音楽では、本物のグランドピアノ(写真:上)やドラム(写真:下)に触れることを大切にしています。
体育では、跳び箱で手をつく場所と跳び方を学んだりします。(写真:下)
さらには、季節によってさまざまなチャレンジをしますが、たとえばバレンタインデーにはハートのチョコチップ入りクッキーを作ります。(写真:下)
12:00〜12:50|ランチ・自由遊び
栄養バランスの取れたランチが提供され、子どもたちは友だちとともに楽しく食事をします。子どもたちが食べやすいメニューが工夫され、用意されています。
食事のマナーや食材についての話も取り入れられることが多いです。
ランチ後は、昼休みです。園庭や室内で、自由に遊びます。友だちと遊んだり、一人で過ごしたりして体を動かします。
13:00〜(休憩・おやつ)〜14:20|午後の活動
午後は再びさまざまな活動が行われます。外遊びや園庭での遊び、または室内でのクラフトやゲームなど、子どもたちの興味や好奇心を引き出す活動が続きます。
多くの場合、間に休憩・おやつの時間を挟みながら、子どもたちは自由に遊びます。この時間は、友だちとの関わりや自分の興味を追求する時間として大切にされています。
Mama’s International Kinderschoolでは、幼少期からのコスモポリタンの育成を目指し、午後の前半は日本語、算数、 科学、 社会など、後半は地理、 英語、 アクティビティなどを学べるような活動が行われます。
同校では算数で、ひっ算を上下でおぼえます。その際に、three+twoのように英語を使って、英語の語感に馴染めるようにもしています。(写真:下)
社会では、プラスチックについて、わかりやすく学べる時間があります。(記事冒頭の写真)
14:30〜15:00|帰りの会(1日の復習・振り返りなど)
14:30から帰りの会を行います。先生からその日の出来事や翌日の予定などを聞いた後、絵本の読み聞かせをしてもらったり、みんなで歌を歌ったりして、1日を締めくくります。
15:00〜|降園(帰宅)
保護者が子どもたちを迎えに来て、1日を終えます。教諭やスタッフとコミュニケーションをとりながら、その日の様子や成果を共有します。
まとめ:幼稚園での友だちとの関わりと学びの環境
このように、幼稚園の1日は、子どもたちの成長や発達をサポートするためのさまざまな活動で構成されています。子どもたちはのびのびと遊びながら、さまざまなことを学べるでしょう。
1日の流れは、園によって多少の違いはありますが、子どもたちが楽しく過ごせるように工夫されています。安全で楽しい環境の中で、子どもたちは新しいことを学び、友だちとの関わりを深めていくことになるでしょう。
子どもたちが安全で穏やかに過ごせるように、幼稚園と保護者が協力して取り組むことが大切です。